経歴
千葉県市川市に生まれる。4歳より吉川朝子氏の下でヴァイオリンを始める。子供のための音楽教室市川分室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園1大学音楽学部を卒業。在学中は鷲見健彰氏、江藤俊哉氏に師事。スペイン国際ムルシア音楽祭のヴァイオリンコンクールにおいて優勝、翌年スペイン国立交響楽団の定期演奏会にソリストとして招待され、コンチェルトを共演する。1990年札幌における第1回パシフィック・ ミュージック・ フェスティバルに参加、バーンスタイン2指揮の下でコンサートマスターを務める。1991年アメリカのタングルウッド3音楽祭に招待される。
1991年秋渡英。ロンドンのギルドホール音楽学院4の奨学生として4年間ヴァイオリンをデビッド・タケノ5氏に、室内楽をボロディン弦楽四重奏団、タカーチ弦楽四重奏団に学ぶ。 在学中にロンドンのバービカン・ホールにて、ソリストとしてギルドホール・オーケストラとルトスワフスキー6の作品を作曲者自身の指揮で共演。1993年イスラエルのエルサレム音楽祭に招待され、シャンド・べイグ7氏の下で学ぶ。1994年ロンドン交響楽団の研修生として、1年間同楽団の演奏活動に参加、その後同オーケストラの日本公演にも参加。1995年カナダのバンフ・アート・センターにて奨学生として3ヶ月学ぶ。1997年から2000年まで、エジンバラを本拠地とするスコットランド室内合奏団8の首席奏者を務める。2000年から2003年まで、パリのアンサンブル・ゼリグに在籍。2004年から2010年まで、グラインドボーン・ツーリング・オーケストラの副コンサートマスターを務める。又、
現在、ロイヤルシェークスピアカンパニー、隣のトトロのバイオリン奏者を務めている。又、ロンドン交響楽団10、
ロンドンのフィリップ・イーレ・ヴァイオリン工房9にて、出来上がったばかりの楽器の音の可能性を広げる手伝いをしている。
夫と3人の子供と英国ロンドン在住。2020年4月 家族の弦楽四重奏